ビーチナウパカ
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ハワイ語名: Naupaka kahakai
学名: Scaevola sericea
分類: クサトベラ科(Goodeniaceae)クサトベラ属(Scaevola)
ハワイの海岸沿いでよく見かける植物。
ハワイでは、在来種として主要6島すべてに自生しており、北西ハワイ諸島でも、ガードナー尖礁、ネッカー島、ニホア島を除いたすべての島々に自生しています。
高さ3mまでになる低木で、葉は光沢があり縁がわずかに丸まっていることが多いです。
また、海岸近くに咲くナウパカ・カハカイ(ビーチ・ナウパカ)と、山間部に咲くナウパカ・クアヒヴィ(マウンテン・ナウパカ)あり、どちらの花も半円という特徴的な花を咲かせることから、悲恋の象徴として語り継がれており、様々な伝説があります。
下記に数ある伝説の中の1つを記しておきます。
【火山の女神ペレの伝説】
火山の女神ペレが一人の人間の男性に恋をしました。
しかし、この男性には既に愛する女性がいたのです。
それを知ったペレは怒り狂い、二人を引き裂こうと追いかけました。
この時男性は海へ、女性は山へ逃げ、二人は二度と会えなくなってしまいました。
やがて引き裂かれた2人はナウパカとして生まれ変わったのでした。
それぞれの花はペレによって引き裂かれたように、今でも半分の花を咲かすことしかできず、この二つのナウパカの花を合わせると二人の魂に導かれ、恋人達はきっと結ばれると言われています。
半円という形からか、悲しく切ないお話が多いのですが、
ハワイでは恋愛成就のおまじないに使われたり、二つの花を合わせると引き裂かれた恋人たちの涙が雨となって降ってくると言われていたりします。